予選競技の概要
レスキューロボットコンテスト2026の競技会予選は、すべての予選参加チームから、実技とアイデアの両⾯から評価し、競技会本選に出場する12チームを選出する。本選へ選出される12チームの内訳は、主催者枠1チーム、実技動画審査枠8チーム、およびアイデア動画審査枠3チームである。
競技会予選は、以下の2つの動画によって評価を行う。
- ・レスキュー活動による実技動画
- 2つの課題フィールドでのレスキュー活動を動画で評価する。動画は事前公開された競技会予選競技課題を各チームが実施した内容とする。詳細は後述する。
- ・ロボットのアイデアに関する動画
- 各チームがロボットのアイデアを説明する動画を撮影し、そのアイデアの創造性‧機能有効性‧実現可能性に基づいて評価を⾏うものである。将来のレスキュー技術を担う新たな発想や挑戦を奨励し、その萌芽的段階を正当に評価する。
レスキュー活動による実技動画について
「実技動画審査枠」の評価に用いられる。
各チームが「課題フィールド」でのミッションを動画撮影し、提出する。課題フィールドは2種類あり、制限時間は2つ合わせて8分以内とする。遠隔操縦でダミヤンの救出と搬送を⾏い、その実施状況を判定する。課題フィールドは規定に基づいてチームが作成する。カメラ配置やフィールド設置は規定に従い、編集や⾳声の追加は禁⽌。動画は等倍速で⾃然な⾳のみが求められる。期限内にアップロードされない場合や不正⾏為があれば減点や失格となる。
競技概要
競技会予選では、各チームは、後述する「課題フィールドA」、「課題フィールドB」を用意し、それぞれの課題の実施動画を撮影し、動画ファイルを事前に提出します。動画に関しては遠隔操縦(目視可)にてロボットを操作し、ダミヤンの救出・搬送までの一連の流れを実施、撮影します。課題フィールドごとの制限時間はありませんが、2つの課題フィールドを合わせて8分以内とします。各動画の流れは以下の通りとします。
- 1. 録画開始(搬送完了までの時間計測を開始)
- 2. ロボットをゲート内側から発進(有線ケーブルもゲート内側を通過させる)
- 3. 各ミッションを遂⾏しつつ、ダミヤンの救出に向かう
- 4. ダミヤンを救出
- 5. ダミヤンをゲートまで搬送(搬送完了時に時間計測を終了)
- 6. 録画終了
ダミヤンについて
ダミヤンについては、実⾏委員会から貸与されたダミヤンを使用します。
ダミヤンの服については、実⾏委員会が提供する服を着⽤し、それ以外の服や加⼯は認めません。
なお、予選競技で使用するダミヤンは、本選競技で使用するダミヤンとは異なります。
予選で使⽤するダミヤンは、実⾏委員会が「本選で使⽤するダミヤンを模した簡易型」となります。
課題フィールドについて
各課題フィールドのレイアウト画像を以下に示します。
- 課題フィールドA

- (参考:2025大会の写真)

- 課題フィールドB

- (参考:2025大会の写真)

なお、発見報告に用いる「ストーブ」については、規定サイズの箱に指定の画像を貼り付けて制作します。参考写真を以下に示します。
ポイント詳細
各ミッションの確定ポイント(260点満点)は、以下のミッションポイントとフィジカルポイントを足したものです。
- 課題フィールド A ミッションポイント(80点満点)
- 「チェックポイント1を通過 【10ポイント】」
ロボット本体がチェックポイント1を完全に通過。 - 「チェックポイント2を通過 【10ポイント】」
ロボット本体がチェックポイント2を完全に通過。 - 「ストーブの発⾒報告 【10ポイント】」
ロボット正⾯(ゲートから出る際の進⾏⽅向)もしくはアーム等をストーブに接触させること。なお、審判団により偶然接触と判断された場合は未達成とする。 - 「ダミヤンへの⽀援物資提供 【10ポイント】」
ダミヤン周辺の指定範囲に⽀援物資を正⽴状態で置くこと。 - 「撤去対象障害物を撤去する 【20ポイント】」
以下2項⽬がすべて達成された状態で、ダミヤン上に配置された撤去障害物を安全な場所に撤去する。
・撤去障害物側⾯の1⾯が完全に地⾯に接地
・撤去中に撤去障害物がダミヤンに接触していない
以下の写真は参考です。
- 「救出後チェックポイント2を通過 【10ポイント】」
ダミヤンを救出した状態で、ロボット本体がチェックポイント2を完全に通過。 - 「ダミヤンをゲートまで搬送 【10ポイント】」
ダミヤンを救出した状態で、ロボット本体がゲートを完全に通過 。 - 課題フィールド B ミッションポイント(100点満点)
- 「チェックポイント3を通過 【10ポイント】」
ロボット本体がチェックポイント3のラインを完全に通過。なお階段を⾛破した場合もポイントを付与する。 - 「階段を⾛破 【20ポイント】」
ロボットがゲート側から階段を乗り越え、落下せずに、反対側の床に接触すること。 - 「ストーブの発⾒報告 【10ポイント】」
ロボット正⾯(ゲートから出る際の進⾏⽅向)もしくはアーム等をストーブに接触させること。なお、審判団により偶然接触と判断された場合は未達成とする。 - 「ダミヤンへの ⽀援物資提供 【10ポイント】」
ダミヤン周辺の指定範囲に⽀援物資を正⽴状態で置くこと。 - 「救出後チェックポイント3を通過 【10ポイント】」
ダミヤンを救出した状態で、ロボット本体がチェックポイント3のラインを完全に通過。なおダミヤンを救助した状態で、階段を⾛破した場合もポイントを付与する。 - 「救出後 階段を⾛破 【30ポイント】」
ダミヤンを救助した状態で、ロボットが撮影側から階段を乗り越え、落下せずに、反対側の床に接触すること。 - 「ダミヤンをゲート まで搬送 【10ポイント】」
ダミヤンを救出した状態で、ロボット本体がゲートを完全に通過。 - 課題フィールド A フィジカルポイント(40点満点)
- 「スタートから搬送完了までの時間」
動画開始から搬送完了までにかかった時間により定められた計算式を用いて評価する。 - 課題フィールド B フィジカルポイント(40点満点)
- 「スタートから搬送完了までの時間」
動画開始から搬送完了までにかかった時間により定められた計算式を用いて評価する。 - その他
- 「審判団による原点」
規定通りのフィールド配置になっていない場合や不適切な行為が見受けられた場合に発生します。
ロボットのアイデアに関する動画審査
「アイデア動画審査枠」の評価に用いられる。
創造性‧機能有効性‧実現可能性に基づいて評価を⾏うものである。審査員が正しく審査を⾏えるように、等倍速撮影‧等倍再⽣とする。パワーポイントなどを利⽤し、説明⽤動画を作成してもよい。説明に使⽤するロボットは、参加申込⽤紙に記載したすべてのロボットでも、⼀部のロボットでも良い。また、⼀部の機能を実現した部品、ロボット操作⽤画⾯でも良い。
⽬的
アイデア枠は、創造性‧機能有効性‧実現可能性を評価するものである。本枠は、将来のレスキュー技術を担う新たな発想や挑戦を奨励し、その萌芽的段階を正当に評価することを⽬的とする。「レスキュー活動による実技動画審査」の結果も実現可能性について評価の対象とする。創造的で将来性のある挑戦を評価し、本選での活躍が期待されるチームを選抜する。
評価項目
審査は、以下の3項⽬に基づき実施する。なお、動画の時間は3分以内とする。
- ①創造性
- ・発想‧構成‧アプローチの独⾃性および新規性
- ②機能有効性
- ・実際の活⽤や模倣‧普及が期待できる機能の有効性
- ③実現可能性
- ・技術的‧運⽤的観点からの実現性および実装の妥当性
本選への選抜方法
本選へ選抜される12チームの選抜方法は以下のとおりである。
- 主催者枠(1チーム)
- ・書類審査時に選出された1チーム
- 実技動画審査枠(8チーム)
- ・主催者枠を除く競技会予選におけるレスキュー活動による実技動画の確定ポイント上位8チーム
- アイデア動画審査枠(3チーム)
- ・主催者枠を除く実技動画審査枠に⼊らなかった上位8チームのうち、アイデア動画審査で⾼評価を得た上位3チーム
