R×R エキシビション


「R×R エキシビション」は,見て,触って,動かしながら,防災のことやロボットの将来を考えていただくイベントです.「テーマゾーン」をはじめとして,「人空間」「ロボット」「レスキュー」「ロボット体験」「ロボットワークショップ」と名付けられたゾーンで,20を超える企業や学校の展示をご覧いただくことができます.

フロア配置 (予定)


テーマ ゾーン

「人とロボットが協働するまち」

R×Rでは,「人」と「ロボット」を軸にしながら「レスキュー・防災」の重要性を多くの方々に知って頂こうと思います.そして,それを通して,「やさしさ」の重要性を伝えたいと思います.将来,「やさしさ」をもってこの分野を担う若い人を育てようと言うのがこの企画の意図です.

人空間 ゾーン

イラン・バム大震災の絵と写真
山下 准史

2003年12月26日、イランのバム市を大地震が襲い、4万人以上の命が失われ、1800人余りの子供が両親を亡くしました。この悲報に触れ、神戸市立雲中小学校では、募金活動に取り組んだり手紙を書き送ったりする子どもたちの取り組みが生まれました。今回展示するのは、3月末、子どもたちの集めた募金や手紙を届けに被災地に入った際に撮影してきた写真と、バムの子どもたちが日本の友達にと描いてくれた絵です。

災害救助犬(レスキュードッグ)
NPO法人日本レスキュー協会

阪神大震災をきっかけに発足し9年目を迎えました。9年間国内を問わず海外にも出動しました。一番記憶に新しいのがイラン南東部地震です。現場での教訓を生かし日夜災害救助犬とともに訓練を行っています。

医療教育用シミュレータ(ロボット)
(株)京都科学

・生体シミュレータ(イチロー)
・呼吸音シミュレータ(ラング)
・採血シミュレータ等

触覚センサ
ニッタ(株)

足裏にかかる圧力の状態がわかるマットスキャン!
みんなで踏んで体験しよう!
ダミヤンで使われているセンサもあるよ!

モジュール型ロボットROBOCUBE&遠隔監視装置
(株)システムワット

ROBOCUBEは、様々な機能を備えたブロックを自由に組合せることで、簡単に高度なシステム構築、ロボットの製作ができるシステムです。ブロックを組合せ、パソコンと接続してC++やJAVAで作成したプログラムを送り込むことで、様々な計測・制御を簡単に行うことができます。ROBOCUBE以外のセンサや機器への接続も自由自在。携帯電話やインターネットを介した遠隔監視など、創意工夫で面白いロボットやモノづくりができるシステムを体験して下さい。

4足歩行ロボット Randy
(株)ロボメカニクス研究所

全方向型4足歩行ロボット「Randy」が階段昇降します。また、音声認識で命令できます。

体験しよう!ロボット遊び空間
(株)イーケイジャパン

子供から大人まで気軽に楽しめるロボット工作キットを多数展示。音センサや光センサを搭載し、ロボット工学の基礎の基礎が学べます。また、デザインや動きがとてもかっこよかったりかわいかったりと大人気。電源は手軽な乾電池を全てのアイテムに採用。組み立てに特殊な工具を必要とせず、また説明書はとても分かり易いと好評で、最後まで飽きずに組み立てられます。まずは触ってロボットを体験してみよう!

チラシ配布ロボット Roboch
ビー・エル・オートテック(株)

BLセンサ(6軸力覚センサ)は、ロボットに力とトルクの情報を与えるセンサです。ロボット手首部分、足首部分、指先部分等で6成分の力・トルク情報が検出できるNANOセンサ、MICROセンサ、MINIセンサを展示致します。また、2足歩行ロボットの'Robotch'は、A4サイズ1枚ものチラシの配布を得意とするロボットです。今回このロボットも併せて展示致します。

イベント用リモコン操作ロボット
(有)ピノキオ

1.金ちゃん:ロボットの腕をリモコン操作で動かし、金魚すくいをする。イベント用にレンタル中。人気あり。
2.サッカークン:回転2足歩行で、レギュラーサイズのサッカーボールのキックや、ドリブルができる。インターネットで全国の人がロボットを操作してサッカーすることを計画中。また、イベントで人との競技も目指す。
3.ピノキオン:回転2足歩行と、両腕を有し、お遊びやお手伝いをする。介護等に応用検討中。
4.カベチャン:垂直壁面を自在に吸着移動。倒壊建物の壁を移動しての人の有無確認等に応用できる可能性あり。もちろん、外壁等の洗浄、塗装にも応用検討中。

Feel KOBE 観光推進協議会

Feel KOBE 観光推進協議会は、集客観光に関わる各種団体で構成し国内外での観光環境の変化に対応し、真の集客観光都市神戸を目指しています。観光ポスター・ガイドマップ・観光ビデオ、DVDの作成や観光客の受入体制の整備を行い、神戸の新たな魅力の創造と情報発信を推進しています。

ロボット ゾーン

ロボット情報家電 ApriAlpha
(株)東芝

ロボット情報家電のコンセプトモデルApriAlpha(アプリアルファ、通称アプリ君)は、『呼べば来る、付いて来る、人に優しいインタフェース』がコンセプトの家庭向けロボット。ホームネットワーク環境での情報サービス提供や家電操作、遠隔操作で自宅の様子を確認する留守番見守り機能などを備えています。今回は、アプリ君のコミュニケーション機能を御紹介。アプリ君と簡単な会話や「あっち向いてホイ」で遊びましょう。

大阪産業創造館

ロボカップ世界大会優勝のTeam OSAKAのViSiONのパネル展示。
留守番ロボット「番竜」、「MARON-1」の実物展示。
そのほかにも大阪産業創造館のロボットプロジェクトに関する詳しい情報が盛りだくさんです。

多目的型ロボット
日本エム・アイ・シー(株)

この「タロン」は、米国国防総省と共同開発されたロボットで広範囲な用途に対応できるように設計されております。2001年9月11日の同時多発テロでは崩壊したワールドトレーディングセンターでは最後まで救援活動に従事し、現在イラクにおいても多数の「タロン」が活動しております。主な特徴としては、小型軽量で多様なセンサー、機器類の搭載移動能力及び地形を選ばない走行能力、スピードと強固で水陸両用の全天候型ロボットです。

ヒューマノイド・ロボット・プラットホーム Robovie-M
(株)ヴィストン

Robobie-Mは、昨年8月に行われた二足歩行ロボットの格闘技大会ROBO-ONEに初参戦し、準優勝したOMNIHEADをベースに作られました。運動性能が大変優れています。二足歩行はもちろん、ボールを投げたり蹴ったりできます。

小型二足歩行ロボット
(有)はじめ研究所・(株)ニルバーナテクノロジー

小型の2足歩行ロボットです。2足歩行や起きあがりなどの基本動作が可能です。それに加え、人間的な動作の代表例として太極拳の基本的な動き24種類を組み込んであります。さらに音声認識・音声合成機能を持っており、人と音声によりコミュニケーションすることが可能です。これらの機能を組み合わせることにより、ゲームなどのエンタテイメントや各種展示などへの応用を狙っています。

小型ヒューマノイドロボット HOAP-2
富士通オートメーション(株)


レスキュー ゾーン

文部科学省大都市大震災軽減化特別プロジェクト
NPO法人 国際レスキューシステム研究機構

文部科学省が立ち上げた研究プロジェクト「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の中の「災害対応戦略研究」においてコア組織としてプロジェクト全体の取りまとめをしています。救助活動の困難な大規模災害において、混乱のなかでも情報を集約・判断し、災害の状況に応じて最適な救助活動に役立ち、安全で安心して暮らせる社会の実現を目的としてシステムや要素技術の研究開発をしています。

パワージャッキアップロボット
岡山大学 鈴森研究室

震災などの災害現場でガレキなどを持ち上げることのできるパワーのある油圧シリンダを用いたレスキューロボットを開発しました。このロボットは最大で3.5トンまで持ち上げることができ、自動車は楽々ジャッキアップできることを実験により確認しました。災害現場でガレキの下敷きになった人を助けるためにがれきの中に入り込み、空間を作ることを目指しています。

瓦礫内推進連結クローラ走行車 蒼龍T号機
東京工業大学 広瀬・米田研究室

蒼龍T号機はそれぞれがクローラで囲まれた3つの車体からなり、前部車体に被災者探索機器、中央車体には全駆動系とバッテリー、後部車体には無線装置を搭載した、自立走行可能な探査機器である。細長い形態と運動性能によって、蒼龍T号機は3自由度しか有していないにもかかわらず、地形に適応した体型をとる事ができ、へび型移動体特有の高い不整地走行性を発揮し、災害現場の探査作業を大きく補助するものと考えられる。

探査ロボット UMRS
IRS, 神戸大学,神戸高専,近畿大学

自然災害である地震から人為的なテロまでいろいろな災害発生時に災害現場に取り残された被災者を探索して発見する目的でUMRS(Utility Mobile Robot for Search)を開発しています。今回はこれら開発中の多様な人命発見型ロボットから、クローラ型として腕のついたロボットと重心移動型のロボット各一台、より瓦礫内を自由移動できることを狙ったヘビ型のロボット1台を展示しています。

人力発電方式簡易型探索機 くるくる
大阪府立高専

ガレキ内を簡易に探索できるロボットです。駆動に必要な電力は人力によって発電できることが特徴です。愛称は『くるくる』です。

レスキューダミー だみたろう
大阪大学

レスキューロボットを本当に使えるようにするまでには,色々な実験やテストが必要です.そのような実験はとても危険ですから,本当の人間の代わりに人形を使います.それが,レスキューダミーです.今回展示しているのは,その試作モデルです.人間のような柔らかい皮膚をしており体温があります.また,中に何種類ものセンサが入っていて,体の姿勢,関節や体表にかかる力,頭にかかる衝撃などを検出することができます.

ヘビ型探索ロボット MOIRA
神戸大学

震災などによってできたガレキの内部に入って行き、要救助者を探索するロボットです。特徴は、多関節型であること(ヘビ型)と体の上下左右にクローラが装着されていることで、この事によって狭いガレキの隙間をこじあけて中に進入できます。

人命救助資機材の展示
神戸市消防局

実際の災害現場で活用している水中探索ロボット、救助用ファイバースコープ等の展示及びレスキュー隊員に寄る説明、取り扱い。

映画「サンダーバード」
UIP映画

8月7日(土)ロードショー
実写版完全映画化!

その他

ロボットを題材にした技術・家庭科の授業の紹介
神戸市立中学校

神戸市立中学校3校(本庄中、丸山中、有野北中)で、技術・家庭科の授業で行われているロボット学習の様子をデモンストレーションします。ライントレース、障害物迷路、サッカーなど、ロボットの制御の基礎的な部分を学習します。
【デモ予定】
 日時:8日(日)9:30〜12:00
 場所:ロボット体験ゾーン

小学生の絵画展示「いっしょに暮らしたいロボット」

神戸市内の5か所の学童クラブさんからご協力をいただき、子ども達が「いっしょに暮らしたいロボット」の絵を描いてくれました。次の時代を担う子ども達のイメージは「楽しく」そして「頼もしく」広がっていきます。寄せられた100枚以上の作品は、子ども達の「夢見る力」で描きあげられた、正に「次世代型ロボット」の数々です。ぜひご覧下さい。
【レストスペースにて展示】

レスコンシーズ デモ
レスコンシーズ実行委員会

レスキュー活動をテーマにしたロボコンのデモンストレーション「レスコンシーズ」の活動紹介.
【操縦体験】
 7日 10:00?16:30 ロボット体験ゾーン
 8日 10:00-16:30 ロボットワークショップ
【工作教室】
 8日(日) 10:00-14:30ロボットワークショップ

グッズ販売

出展者から委託を受けたグッズを販売します.レスコン特製マウスパッドも特別価格で販売中.協賛企業などのカタログ,ポスターの展示もあります.

参加型イベント