2011年3月11日に発生した東日本大震災に対するレスキューロボットコンテスト実行委員会の取り組みについて
東日本大震災によって被災されました皆様に対し、謹んでお見舞い申し上げます。1日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
阪神・淡路大震災を機に本格的に始まった日本のレスキューロボットの研究は、確実に進んでいます。
東日本大震災の津波後の港湾内海中探査や福島第一原発事故の瓦礫撤去・建物被害調査には、
本コンテストでも扱っている遠隔操縦や遠隔地モニタリングなど様々な技術が活用され、レスキューロボットの研究で培った技術が現場で成果を出し始めています。
レスキューロボットコンテスト(レスコン)は、レスキューロボットの研究から派生して生まれました。その目的は、コンテストの開催だけにとどまらず、防災・減災について広く啓発し、そして、将来レスキューロボットのように人に役立つモノをつくりたいという子ども達を育むことです。このコンテストを見たり、参加したりした子ども達が大きくなった時代には、もっと災害に強い世の中になっていることを目指し、毎年開催しています。
レスコンのコアコンセプトは「やさしさ」です。「やさしさ」が育む科学技術の裾野が広がっていくことで、自然に学び、自然と共存できる次世代の科学技術を創出できるのではないかと考えています。自然災害は避けることのできないものです。その被害を最小限に抑える科学技術を生み出し、実用化するには、世代を超えて長期間に渡り研究・開発・試験等を継続することが必要です。その一助となるべく、
私たちレスキューロボットコンテスト実行委員会は、「技術を学び 人と語らい 災害に強い世の中をつくる」という理念の下に今後も活動を続けていきます。
各回の競技会本選の開催中に、震災復興応援特別企画を実施しています。
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